「リチウム20と25、どっちにすれば……」
マムートのリチウムシリーズを買おうと思って調べると、必ず直面するのがこの迷いです。見た目はほぼ同じ。色展開も同じ。価格差もそこまで大きくない。なのに「何が違うのか」がパッと分からない。
結論を先に言います。
「街メインで山もたまに → リチウム20」「山メインで街も使いたい → リチウム25」
「なぜそう言えるのか」「自分はどちらに当てはまるのか」がピンとこない人のために、登山歴13年・元登山用品店スタッフの筆者が2モデルの違いを6つ観点で徹底的に比較します。
リチウム20とリチウム25の違い
- 【最重要】背面フレームの有無 「疲れ方」が根本的に変わる
- トレッキングポールキャリアの数——ダブルストックを使うならリチウム25一択
- フロントポケットの構造——「さっと取り出したい」場面での差
- 重量差140gの差 Tシャツ1枚分 文庫本なら薄手で1冊分
- 背負い心地の差 「軽快さ」vs「安定感」
- タウンユースでの使い勝手
| リチウム20 | リチウム25 | |
|---|---|---|
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| 容量 | 20L | 25L |
| 重量 | 約740g | 約880g |
| サイズ(W×H×D) | 27×48×18cm | 29×52×20cm |
| 背面フレーム | なし | Vフレーム内蔵 |
| ヒップベルト | 着脱可(ポケット付き) | 着脱可(ポケット付き) |
| フロントポケット | ジッパーポケット | 伸縮ポケット+ジッパーポケット |
| トレッキングポールキャリア | 片側1ヶ所のみ | 左右2ヶ所 |
| ハイドレーション対応 | あり | あり |
| レインカバー | 別売り | 別売り |
| 撥水加工 | PFCフリー | PFCフリー |
| 素材 | リサイクルナイロン | リサイクルナイロン |
| 参考価格 | ¥18,700 | ¥19,800 |
| 最適な用途 | タウンユース+ライトハイキング | 日帰り登山+タウンユース |
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他メーカーも含めて見比べたい人は以下の記事から▼



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👉Tシャツ(半袖/長袖/襟シャツ/アンダーウエア)
👉パンツ(トレッキングパンツ/フリースパンツ)
👉登山靴(ローカット/ミドルカット/インソール)
👉ソックス
👉防寒着(フリース)
👉防寒着(ダウン/化繊インサレーション)
👉アウター(レインウエア/マウンテンパーカー/ソフトシェル)
👉ザック(20L/30L/40L)
👉ポーチ
マムート リチウム20と25の違い 6選



見ためはそこまで変わらないリチウム20とリチウム25の差はどうなのでしょう?
6つの点でまとめてみました。
- 【最重要】背面フレームの有無 「疲れ方」が根本的に変わる
- トレッキングポールキャリアの数——ダブルストックを使うならリチウム25一択
- フロントポケットの構造——「さっと取り出したい」場面での差
- 重量差140gの差 Tシャツ1枚分 文庫本なら薄手で1冊分
- 背負い心地の差 「軽快さ」vs「安定感」
- タウンユースでの使い勝手
【最重要】背面フレームの有無 「疲れ方」が根本的に変わる



Vフレームとは?
Vフレームとはマムートが独自に開発した背面フレームで、V字型の形状が背中のカーブにフィットするように設計されています。
- 荷重が背骨に沿って均等に分散される
-
フレームがない20の場合、重い荷物を入れると重心がバラついて背中の一部に負荷が集中します。
25のVフレームは荷重を背骨に沿って均一に分散させるため、重い荷物を入れても疲れにくい。
- ザックの形状がキープされる
-
フレームがない20は荷物が少ないと形が崩れやすく、荷物が多いと重さで変形しやすいです。
25はVフレームがシャキッと形状を保つため、パッキングが安定します。
どれくらい疲れ方が変わるか
以下は荷物の重さ別にフレームの差が体感に影響する目安です。
| 荷物の重さ | フレームなし (リチウム20) | Vフレームあり(リチウム25) |
|---|---|---|
| 〜5kg | ほぼ差なし | ほぼ差なし |
| 5〜8kg | やや疲れやすい | 快適 |
| 8kg〜 | 肩に集中し疲れやすい | 腰で分散して安定 |
日帰り登山の荷物は平均5〜8kg程度。
水1.5L・レインウェア・防寒着・行動食・救急セット・着替えを積み上げると7〜8kgになることは珍しくありません。
この重さになってくると、Vフレームの有無が疲労感に明確な差を生みます。
容量5Lの差は「荷物1〜2点分」
20Lと25Lの差は5L。数字だけ見ると小さい差に見えますが、実際には「荷物1〜2点分の余裕」です。
日帰り登山の標準的な荷物でシミュレーション



| アイテム | 容量目安 |
|---|---|
| 水(1.5L) | 約1.5L |
| レインウェア(上下) | 約3〜4L |
| 防寒着(薄手フリース) | 約2〜3L |
| 行動食(1日分) | 約1〜1.5L |
| 救急セット・地図 | 約0.5〜1L |
| 着替え(Tシャツ1枚) | 約1〜1.5L |
| 合計 | 約9〜12L |
これが登山の基本装備です。20Lでも十分入ります。残り8〜11Lの余裕すらありますね。
では25Lとの差は何かというと「カメラ・三脚・ダウン・サブシューズ・日帰り温泉セット」といった、あったら便利な「プラスアルファ」の荷物です。
| 追加荷物 | 容量目安 |
|---|---|
| コンパクトカメラ+ケース | 約1〜2L |
| コンパクト三脚 | 約1〜2L |
| 軽量ダウン(追加) | 約2L |
| 日帰り温泉セット(タオル+着替え) | 約3L |
| トレッキングポール(内部収納の場合) | 約2L |
荷物の多い人・「念のため」で持ち物が増えがちな人・長時間行動をする人には25Lの余裕が生きてきます。
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トレッキングポールキャリアの数——ダブルストックを使うならリチウム25一択



これも見落としがちな重要ポイントです。
| モデル | ポールキャリアの数 |
|---|---|
| リチウム20 | 片側1ヶ所のみ |
| リチウム25 | 左右2ヶ所 |
リチウム20は片側にしかポールキャリアがないため、ダブルストックを使う場合は2本まとめて同じループに通す必要があり、やや窮屈です。
実際に使ったレビューでも「ポール2本をまとめて同じループに通すので少し窮屈」という声があります。
日帰りの低山ハイキングでストックを使わない人には影響ない話ですが、ダブルストックを使っている人・これから使いたい人はリチウム25が使い勝手よし。
フロントポケットの構造——「さっと取り出したい」場面での差



リチウム25には「伸縮性のあるフロントポケット」があります。
| モデル | フロントポケット |
|---|---|
| リチウム20 | ジッパーポケットのみ(縦のポケット) |
| リチウム25 | 伸縮ポケット+ジッパーポケット |
上着・折りたたんだレインウェア・帽子などを外側にサッと突っ込んでおける収納で、行動中に脱いだウエアをザックを開けずに収納できる利便性があります。
リチウム20のジッパーポケットは財布・スマホ・行動食など、小物入れとしては十分ですが、「ちょっと脱いだウインドブレーカーをすぐに入れたい」という場面では一手間かかります。
重量差140g Tシャツ1枚分 文庫本なら薄手で1冊分
| モデル | 重量 |
|---|---|
| リチウム20 | 約740g |
| リチウム25 | 約880g |
差は約140g。Tシャツ1枚分 文庫本なら薄手で1冊分です。
ザック単体の重さよりも「総重量(ザック+荷物)」の方が体感に影響しますが、軽量性を重視するトレイルランニングや、下りで走ってしまうようなアクティブな人には軽量なリチウム20を選ぶ理由になります。
両モデルとも1kgを切る軽量設計で、同価格帯の他社モデルと比べても軽量な部類です。
| 名前 | リチウム20 | クーリー20 | トレイルブレイザー | バディ22 | ナノ20 | ズール24 LT | クンブ マウンテンクルーズ22 | クリーブ 20 | ギャラゲーター 20 | ホットショット | トラベル デイパック 20 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
| メーカー | マムート | ミステリーランチ | サロモン | パーゴワークス | グレゴリー | グレゴリー | ミレー | カリマー | ミステリーランチ | ザノースフェイス | モンベル |
| 重さ | 740g | 1140g | 430g | 660g | 490g | 1120g | 850g | 640g | 500g | 920g | 528g |
| こんな人におすすめ | 20Lでもアルプス出かける本格派な人 | 生地が頑丈で長くタフに使える1品を探し求めている人 | 密着するようなフィット感が好みで山の下りでは走り出してしまう人 | 他の人とは被らない面白いザックを探している人 | 難しい機能はいらず最低限の荷物が入って、小物収納もできるザックを探している人 | いつも背中が蒸れて不快で、蒸れを解消したい人 | ミレーの最新作 ロールトップ式でポケット豊富なホワイトカラーを探している人 | ザックは軽いのがいいけど、小物収納性も捨てられない人 | 腰のベルトは鬱陶しくて好きじゃない肩でしっかり背負いたい人 | とりあえずみんなが使っていてタウンユースがしやすいデザインがいい人 | コスパを重視 最低限の機能で十分な人 |
| 定価 | ¥17,800 | ¥26,400 | ¥9,900 | ¥19,800 | ¥13,200 | ¥26,400 | ¥18,700 | ¥25,300 | ¥17,600 | ¥22,770 | ¥10,780 |
| ECサイト | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
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背負い心地の差 「軽快さ」vs「安定感」



| モデル | 背負い心地の特徴 |
|---|---|
| リチウム20 | 軽くて動きやすい。荷物が軽いと特に快適。 |
| リチウム25 | Vフレームで重い荷物でも安定。長時間でも疲れにくい。 |
- 共通点
-
どちらも3D EVAフォームとエアチャンネル構造で背中の通気性が高く、蒸れにくい設計。カーブしたショルダーストラップが体のラインに沿ってフィットする設計も共通です。
- 違いは?
-
荷物が少ない(〜5kg程度)なら差はほぼ感じません。荷物が増えてくる(5kg以上)と25のVフレームが効いてくる。
実際のレビューでは「柔らかく背中と肩にフィットする」「ゴツゴツした感じはなく、背中の凹凸に合わせて程よくフィットする」という声がリチウム25に多いです。
ただし「背面の細かい調整機能は付いていないので体に合わないパターンもある」という指摘も20・25共通であり、背面長の大きな人(身長185cm以上)は事前に試着が推奨です。
タウンユースでの使い勝手
登山だけでなく、街で使うことも多い人向けのポイントです。
| 観点 | リチウム20 | リチウム25 |
|---|---|---|
| シルエットのコンパクトさ | すっきり | やや大きい |
| ヒップベルト着脱 | 取り外せる | 取り外せる |
| 通学・通勤での使いやすさ | 軽くてすっきりとしたデザイン | 少し大きいが問題なし |
| PC収納 | PCスリーブなし(別途ポーチ推奨) | PCスリーブなし(別途ポーチ推奨) |
どちらもヒップベルトが着脱可能なため、街使いでは外してスッキリ使えます。
PCスリーブが両モデルにないのは注意点で、ノートPCを毎日持ち歩く人は別途PCポーチを用意してください。
タウンユース専用として使うなら20の軽さとコンパクトさが快適。登山でも積極的に使う場合は25の収納力と安定感が勝ります。
「結局どっちを買えばいい?」——6パターン別おすすめ診断



| あなたのパターン | おすすめ |
|---|---|
| 街使いがメイン、たまにハイキング | リチウム20 |
| 日帰り登山を月1〜2回行く | リチウム25 |
| ダブルストックを使う・使いたい | リチウム25 |
| 荷物が多くなりがち(カメラ・温泉セット等) | リチウム25 |
| とにかく軽くしたい・走りたい | リチウム20 |
| 5kg以上の荷物で長時間行動する | リチウム25 |
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まとめ——決め方は「どこを主戦場にするか」の1点
マムート リチウム20と25の違いをまとめます。
リチウム20がおすすめな人: 街使いがメインで、ハイキングには身軽に行きたい。荷物は最小限に絞れる。軽さを最優先したい。
リチウム25がおすすめな人: 日帰り登山がメインで、街でも使いたい。荷物が多くなりがち。ダブルストックを使う。長時間行動が多い。
どちらも「デザインはシンプル、機能は本格的」というマムートらしい1本です。
どちらを選んでも後悔は少ないですが、「登山に積極的に使いたい」という気持ちが少しでもあるなら、Vフレームとポールキャリア2ヶ所を備えたリチウム25を選んでおくと長く使えると思います。
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