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半袖1枚では肌寒くなってきた季節。
9月以降の山は標高が高くなればなるほど気温が大きく下がります。
基本的に半袖1枚では寒いことが多いので、長袖Tシャツに替えましょう。
登山用に揃えたいTシャツの素材の特徴を知り適材適所で使い分けることで、もっと快適なアウトドアライフがおくれるはずです。
肌寒い季節にぴったりのあったかいウール素材Tシャツも積極的に使いたいですね。
🚩この記事でわかること
👉Tシャツ(半袖/長袖/アンダーウエア)
👉登山靴(ローカット/ミドルカット)
👉防寒着(フリース)
👉防寒着(ダウン)
👉防寒着(マウンテンパーカー)
👉ザック
Tシャツの素材
まずは素材について理解していきましょう。
天然繊維とは自然にある植物の繊維や動物などの毛を糸に紡ぎ、織られた生地。
一方化学繊維は人工的に合成して作られた糸を使った生地です。
どちらの生地も素晴らしい特徴を持ち合わせているので、その特徴を生かせるシーンで服を選択しましょう。
天然繊維
化学繊維
綿(コットン)
綿(コットン)は多くの人が日常で着用しているシャツの素材。
肌触りが良く、吸湿性も高いので、汗をしっかり吸ってくれます。
しかし乾くのが非常に遅いため、発汗量の多いハイキングやスポーツをする時にはあまり向かない素材です。
ウール
ウールは冬場の寒い季節には肌着や、シャツ、セーターに使われており自然な温かさがあって重宝します。
非常に優れた保温性を持ち、さらに発熱機能もあるため肌寒い季節には便利なウエアです。
コットンと比較すると速乾性に優れているため、日常生活から秋冬のハイキングや登山に向いている素材です。
しかし質が悪いウールではちくちく感を感じてしまう人もいることと、耐久性は高くないため毛羽立ちや虫食いなどには気を付ける必要があります。
ウールでいちおしのロングスリーブTシャツはクラシックサーマルメリノ ベースレイヤークルーです。
ポリエステル
ポリエステルはスポーツウエアによく使用される生地で、さらっと軽くてすぐ乾くシャツの代表です。
ポリエステルシャツが乾きやすいのは、実はもともとこの素材は水を含まないからなんです。
各社工夫をしてポリエステルの繊維に水を吸い上げさせて、広範囲に拡散することで汗を早く蒸発させるように作っているのが、速乾性高いTシャツになります。
吸水拡散性が最強の速乾を生む
吸水拡散性とは汗などの水分を吸い上げて生地表面に拡散させて乾かす性能のこと。
空気に触れる表面積が大きいとより早く乾くので、吸い上げた水分を生地表面に広く拡散させ、大気中に蒸散する手助けができます。
この機能が優れているため、登山で使うTシャツは汗をかいてしまっても、濡れた状態が続かずさらっと着やすいんです。
登山中Tシャツが求められる機能
登山中にロングスリーブTシャツを着るときに何をもとに購入したらいいのかポイントをお伝えします。
ストレッチ性
登山も広義で言うと、スポーツです。そのため、シャツが固かったり伸びない生地だとストレスを感じてしまいます。
そのため、登山シャツは縦横に伸びるストレッチ素材を選びましょう。
耐久性
木に引っ掛かったり、転倒してしまったり、野外での活動では様々なリスクがあります。
リュックを背負う肩部分は耐久性に優れていないとすぐ毛玉だらけになってしまいます。
長くお気に入りのロングスリーブTシャツを使うためには、耐久性に優れたポリエステルのシャツがおすすめです。
防臭性
汗をかいて乾かないとそこから菌が繁殖して臭いを発するようになります。
そのため速乾性も大事ですが、さらに菌の発生を抑える消臭や制菌加工がされているものを選ぶと快適になります。
天然の防臭機能の高いウール素材のシャツは昔から山シャツで有名です。
最近でもウールとポリエステルの良い所同士を活用したハイブリットシャツも販売されているので、より機能性の高いシャツをお求めの方にはおすすめです。
ハイブリット素材でおすすめのロングスリーブTシャツはファイントラックのメリノスピンです。
おすすめ 長袖Tシャツ ポリエステル
まずは速乾性に優れた化学繊維のシリーズを紹介します。
【THE NORTH FACE】ロングスリーブフラッシュドライミッドクルー
長袖シャツらしく定番のフラッシュドライ3Dコレクションよりも少し厚みとハリ感があるので、アルプスのハイキングや秋の紅葉渓谷歩きなどでも、汗冷えせず温かさをキープしてくれます。
静電気の発生を抑えたケアもしてあります。
すっきりとしたシルエットとシンプルなデザインで人気を集めるロングスリーブフラッシュドライミッドクルーが1番人気です。
薄すぎず厚すぎない★★★★★2024/06/05
長袖のシャツがもう一枚欲しくて購入しました。
https://www.goldwin.co.jp/ap/item/i/m/NT12402R
薄過ぎず厚すぎないちょうどいい感じです。
ジップ付モデルもあります。
発汗量が多い場合は、空気の入れ替えがしやすいジップ付の方がおすすめ。
【マムート】エナジー FL ハーフ ジップ ロングスリーブ アジアンフィット
積極的に歩くあなたには、ポリエステル100%のシャツがおすすめ。
暑い夏でもロープウェイを使って気軽に標高を上げられますが、下りた先は気温がぐっと下がっています。
さらに標高が上がると紫外線量が増えるので日焼けにも注意が必要。
薄手で着ていることを忘れるほどの軽さを誇る、マムートのエナジー FL ハーフ ジップ ロングスリーブもぜひ試したい。
【ファイントラック】ドラウト®クアッド
春夏のアクティビティでは、単に日常的に着るTシャツなどと同じ感覚で選ぶ人もいらっしゃるかもしれませんが、アウトドアで快適に過ごすためにはやはりベースレイヤーの機能性は欠かせません。
夏山の登山、アルパインクライミング、ラン、自転車などなど、遊ぶフィールドは多種多様でそんなマルチなアクティビティを全部叶えるTシャツを目指したのが、ドラウト®クアッド です。
- 汗のベタツキを抑えるための吸汗性
- 濡れ冷えを防ぐための速乾性
- 岩稜帯や藪漕ぎにも安心の生地の強さ
- 樹林帯で蒸れず、稜線で寒すぎない通気性
この4つにこだわりぬいたのが、ドラウト®クアッドシリーズのシャツです。
【ミレー】ドライ グリッド クルー
肌面では水を含まないポリプロピレン素材のグリッド構造によってドライを保ち、表面には速乾性に優れたポリエステル素材を組み合わせたハイブリッド構造のトップスです。
肌面と衣服が立体的に触れ合うことで、断熱効果や通気効果も期待できます。
素材 | ポリエステル61% ポリプロピレン31% |
重さ | 208g |
価格(公式) | ¥13,200 |
【パタゴニア】キャプリーン クール トレイルシャツ
パタゴニアからポリエステル70%と環境に優しい木材とリサイクル素材をブレンドした素材で作った速乾長袖Tをご紹介。
無地で単色カラーでどんなシーンでも使いやすく、さらっとした着心地なので、ハイキングや登山はもちろん暑い夏の時期にも活躍します。
【コロンビア】レイクトゥアベニューロングスリーブTシャツ
コロンビアの2024年秋冬の新作長袖Tシャツ
コットン50%とオムニテック50%の肉厚な長袖Tシャツです。
秋に入ってくると急に冷えるので早めに長袖Tシャツを購入しておきたいですね。
前後ろとキュートなハイカーとキャンパーがグラフィックされているので、可愛く着たい方は是非。
【モンベル】WIC.ロングスリーブT モンタベア フェイス
アウトドアブランドの日本での定番とと言えば、モンベル。
店舗に行くと、めちゃくちゃたくさんTシャツが置いてありますが、その中から人気の熊のシルエットが気になるTシャツをご紹介。
ポリエステル100%で乾きやすく、消臭機能やUVカットも万全です。
おすすめ 長袖Tシャツ ウール
秋冬に1枚は欲しいウール素材のロングスリーブTシャツです。
【アイスブレーカー】クールライト アイレット ロングスリーブ ティー
THE NORTH FACEと同じGOLDWINが展開する、「アイスブレーカー」からウールを使用した薄手の長袖Tシャツをご紹介。
1年中着られるようにアイレットメッシュ構造で作った、Cool-Liteフルメッシュの長袖Tシャツです。
透け感が気にならないように、ゆったりとしたシルエットにしているので、ハイキングや普段使いでも活躍できる!
素材構成:再生繊維60%(リヨセル)、ウール40%(メリノウール)
【スマートウール】クラシックサーマルメリノ ベースレイヤークルー
ウール製品のパイオニア「スマートウール」からもアウターまで使用できる長袖Tシャツをご紹介します。
高品質なメリノウールを100%使用し、自社のこだわりぬいた素材を前面に押し出しています。
また縫い目を肩上部2カ所に分けて配置することで、リュックを背負った時の、縫い目のごろつきを軽減する、細かい親切設計もGOOD。
【ファイントラック】メリノスピン
本来のウール性能をそのままに、アウトドアユースに耐えられる生地に仕立てるため、糸からの開発を行っています。
メリノスピン®糸を使用することで、機能性ポリエステルの優れた「吸汗拡散性」「繊維強度」と、ウールの優れた「保温性」「調湿機能」「消臭機能」を共に引き出しながら、さらに相乗効果を得ることに成功。
生地への強い負荷や家庭洗濯にも耐える強度は、アウトドアで使う長袖Tシャツとして理想的な完成形になりました。
【モンベル】メリノウールプラスボーダーロングスリーブT
メリノウールプラス™[ウール83%+ポリエステル17%]とオリジナルの素材で作られたこちらのシャツは、秋に向けて揃えておきたいウールの長袖Tシャツ。
100%にウールだと速乾性や型崩れが早期に起こるため、あえてポリエステルを配合することで機能的なTシャツにしているようです。
まとめとつぶやき
長袖Tシャツって地味な商品ですが、1着あると季節を通して着ることができるので、最低でもコットン、ポリエステル、ウールの3枚くらいはあると便利ですよね。
半袖Tシャツだけだと、上にウインドブレーカーを着た時は、前腕部分がペタッと張り付いてくるので結構不快だったりするのですが、長袖ならそういったわずらわしさがありません。
あふれるまで買おうとは言いませんが、ぜひ機能的なウエアを揃えて、快適にアウトドアライフを送り楽しい思い出を増やしましょう。
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