本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。
登山を始めて普段の日常生活から解放される喜びを味ったあなたは次どこに歩きに行こうかを常に考えているのではないでしょか?
私も電車でも次のお出かけ先候補を検索したり、なにか新しい登山装備を検索したり常にアウトドアで何をして遊ぼうか頭がいっぱいになってしまいます。
特にまだ見ぬ絶景を見たい!アウトドア環境で自分を高めた活動をしたい!という山好き人に問います。
登山装備の中でインナーは登山用で準備していますか?
Tシャツはもちろん速乾性のあるものを持っている人は多いのですが、さらに内側に着るインナー(肌着)はどうでしょうか?
「Tシャツが乾きやすいんだからインナーなんて着なくていいじゃん」という人も多いことでしょう。
ですがあえて言わせてもらいますが、インナーは着た方がいいです!
この記事では登山など活動的なアウトドアアクティビティでインナーを着た方がいい理由と、おすすめのインナーを紹介します。
登山でインナーが大事な理由
まずは素材の理解から
天然繊維とは自然にある植物や動物などの毛を糸に紡ぎ、織られた繊維。
一方化学繊維は人工的に合成素材から作られた糸を使った生地です。
どちらの生地も素晴らしい特徴を持ち合わせているので、その特徴を生かしたシーンで衣類を選択しましょう。
天然繊維
化学繊維
- ナイロン
- ポリエステル
- アクリル
- レーヨン
- ポリウレタン等
速乾重視 化学繊維
化学繊維の代表であるポリエステルはさらっと軽くてすぐ乾くシャツの代表です。
実はポリエステルシャツが乾きやすいのは、もともとこの素材は水を含まないからです。
その特性を生かして各社工夫をしてポリエステルの繊維に水を吸い上げさせて、広範囲に拡散することで汗を早く蒸発させるように作っているのが、速乾性のあるTシャツになります。
ポリエステルやナイロンは速乾性に優れておりTシャツやインナーで最も使用されている素材。
ポリウレタンはストレッチを持たせるために数%配合させることが多い素材。
アクリルはウールの素材を模倣して保温性に優れた素材です。
デメリット
- 消臭機能は永久ではなく、比べるとウールの方が臭いにくい
- 染色段階などで水を大量に使用し環境に良くない
- 化学繊維特有のひんやり感がある
メリット
- 圧倒的な速乾性
- 価格はコットンに次いで控えめで手に取りやすい
- ガシガシ洗える高耐久性
保温性抜群でウエアが冷たくない ウール素材
ウールは冬場の寒い季節には肌着やシャツ、セーターに使われており自然な温かさがと保温性が高くて重宝しますね。
非常に優れた保温性を持ちさらに発熱機能もあるため、肌寒い季節には便利なウエアです。
日常でよく着用されるコットンと比較して速乾性にも優れるため、普段の生活から秋冬のハイキングや登山にむいている素材です。
また他の素材とは一線を画した消臭機能も着るべき理由です。
コットンにも高い物理的消臭機能がありますが、汗のにおいの一つであるアンモニア臭はあまり抑えることができません。
しかしウールは酸性、アルカリ性両方の悪臭をおさえることができるので優れた消臭機能を発揮できるのです。
デメリットとして人もいることと、素材自体の耐久性は高くないため、毛羽立ちや虫食いなどには気を付ける必要があります。
またお洗濯時すると縮んでしまったりフェルト状に固まってしまう可能性もあるので、丁寧にメンテナンスする必要があります。
デメリット
- 素材の質によってはちくちく感を感じてしまう
- 素材自体の耐久性は高くない
- 洗濯すると縮んでしまったりフェルト状に固まってしまう可能性もある
メリット
- 自然な温かさが得られる発熱性
- 保温性も優れる
- 化学繊維にアレルギーのある人も着れる
- ウールの消臭力は他の生地と比較しても突出している
他の天然繊維は使えるの?
天然繊維の代表格としてコットンは外せません。
多くの日本人が普段の生活で着用しているのはコットンのシャツです。肌着でも安価なものはコットンが目立ちます。
コットンを発汗量が多い登山やスポーツで使用すると、なかなか濡れたウエアが乾かなくて冷たいウエアが常に肌に当たっている状態になってしまいます。
肌あたりが冷たいうえに気化熱によって身体の体温が奪われてしまうため、登山中では死活問題になってきます。
日常のスポーツであればすぐに着替えてしまえば問題ないのですが、登山中は日帰りであれば着替えをもっていくような人は多くないので、ずっと冷たいウエアを着続けなくてはならず低体温症のおそれもあります。
価格が安いコットンという素材が悪いわけではなく、登山やスポーツをする上でデメリットが際立ってしまうので控えた方がいいでしょう。
おすすめインナー 汗冷えしない化学繊維編
以上を踏まえて登山やハイキングに使いやすいインナーを紹介します。
秋冬の気温の低い中でも急な登り坂を登攀する人や激しく動くようなランニングをする人はおすすめ。
【ファイントラック】ドライレイヤーウォームロングスリーブ
日本のアウトドアメーカーファイントラックから温かいドライレイヤーの紹介。
汗を肌面に残さずその上に着用しているウエアに効率的に濡れを橋渡しする、ドライレイヤー。
そのドライレイヤーに秋冬にも活躍する厚みのあるシリーズが追加され、従来のベーシックシリーズを超える温かさを実現した商品です。
【ファイントラック】ドラウトサーモ
ファイントラック2024年秋冬の新作インナーを紹介。
調湿性に優れたキュプラと、高い吸汗速乾性を備えた特殊ポリエステルを組み合わせたハイブリッド生地を採用。
極低温化での行動後の汗にも対応できるように高い保温性を維持しながらも、徹底した速乾吸水性にこだわったインナー。
ウールを使用したアンダーに頼らず速乾性にこだわった保温性の高いインナーを開発販売しています。
女性用やタイツ、ジップ付など形も豊富です。
【ミズノ】ブレスサーモ中厚手 Active
総合スポーツメーカーのミズノからもアウトドア仕様のインナーが販売されています。
ミズノの独自開発素材ブレスサーモが、かいた汗の湿気を吸湿し熱に変えるという特性をもっているため登山やハイキング中も温かい環境が続きます。
またベースは速乾性に優れたポリエステル繊維のため、汗ばんで濡れたウエアでも汗冷えしないように乾きやすい性質をもっています。
【モンベル】ジオラインシリーズ 中厚手
日本のアウトドアブランドといえばモンベル。直営店も多くお店に在庫がたくさんあってみているだけでも面白いですね。
インナーとしてジオラインシリーズが販売されています。
ジオラインは厚みが3種類あって3シーズン使いやすい薄手、少し肌寒い季節や冬のアクティブな環境で使いやすい厚みの中厚手、真冬の寒い季節に向いた厚手があります。
雪が降り積もった冬山に行くわけでなければ中厚手のシリーズが暑くなりすぎずおすすめです。
おすすめインナー 保温性に優れるウール編
秋冬のハイキングや登山では温かさに優れるウールがおすすめです。
【アイスブレーカー】150 メリノファイン エース ロングスリーブ ティー
17.5マイクロンという非常に細いメリノウール糸がしなやかで心地よいタッチ感を演出し非常になめらかな着心地が特徴。
細い繊維とオメガツイストという紡績技術との融合により絹のようななめらかな風合いを実現。
高密度な編地のため透けにくいのも特長で、インナーでも活躍できるし1枚でも着ることができます。
【アクシーズクイン】メリノウールロングスリーブT
アクシーズクインはフィッシングブランドを展開する株式会社双進から、子会社として登山用ウェアメーカーの株式会社アクシーズクインを設立し立ち上げたブランド。
そのアクシーズクインが通常のメリノウールの5倍速く乾くと謳ったTシャツを紹介します。
NUYARNというメリノウールの素材を使用して、ひねりをかけない特殊な紡糸を生地にしています。
ウールの特性を最大限に引き出すことができ強いひねりをかける一般的なリングスパン糸の生地に比べて様々な良い点がでてきます。
価格は少し高めですがここまで性能UPをうたわれると試してみたくなりますね。
【スマートウール】クラシックオールシーズンメリノベースレイヤー ロングスリーブ
ウール製品のパイオニア「スマートウール」からもアウターまで使用できる長袖Tシャツをご紹介します。
コアスパンテクノロジーにより31%耐久性が向上させ、自社のこだわりぬいた素材を前面に押し出しています。
また縫い目を肩上部2カ所に分けて配置することで、リュックを背負った時の、縫い目のごろつきを軽減する、細かい親切設計もGOOD。
【モンベル】スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ
ウールのインナーとなると軒並み1万円高いものたと2万円近くするアウトドアウエアのインナーですが、モンベルのウールインナーは1万円を下回ります。
インナーにまだ予算がさけないようなビギナーさんには手に取りやすい価格設定かと思います。
決して安かろう悪かろうというわけではなく、メリノウールの中でもこだわりぬいた長繊維を使用したスーパーメリノウールで作っています。
ウールのちくちく感が極限まで抑えられ自然な温かさが持続する優れたインナーです。
よくある質問
- Qユニクロのヒートテックは登山で使っても快適ですか?
- A
ヒートテックの素材組成はポリエステル38%、アクリル30%、レーヨン20%、ポリウレタン12%となっています。
厳しい冬の野外で頼りになるインナーですが登山で使うことは避けましょう。
発熱素材である「レーヨン」は肌触りもよく優れた素材ですが、非常に乾きにくいため汗をかいてしまうと乾かないため、汗冷えの原因になってしまうからです。
- Qユニクロのエアリズムは登山で使っても快適ですか?
- A
ヒートテックの素材組成はポリエステル88%、ポリウレタン12%となっています。
綿と比べると乾きやすいですがユニクロという企業が想定しているのはあくまで日常使い。
非常に発汗量の多い登山の登りでは濡れが乾ききらず、不快な状態が続いてしまいます。
【2024年最新】登山で使うべきインナー おすすめ まとめ
普段の生活ではインナーを着るのはあたり前と思う人は多いはずですが、登山では気にしていない人が多いのが事実です。
しかし秋冬の気温が低下してくる環境下では特にインナーの重要性が登山時の快適性に直結してきます。
まだ持っていない人は2024年最新モデルが豊作なアウトドアメーカーのインナーをぜひ試してみてください。
コメント