最近北海道で熊に襲われ森に引きずり込まる痛ましい事件が発表されたのは、記憶に新しいですよね。
昨今熊はもちろん猿やイノシシなどの野生動物による登山者への攻撃報告が非常に増えています。
自然のなかで遊ばせてもらっている立場の我々登山者ではありますが、熊が出るからもう登山はしないというのもなかなか悲しいものです。
なので自分の身は自分で守るために、いま必要としているのは熊よけスプレーです。
危険な成分を含んでいるものがおおく、どこで売っているのか知りたい人もたくさんいると思います。
本記事では熊よけスプレーがどこで購入できるか徹底調査していきます。
🗻登山初心者が揃えるべきグッズリスト
👉Tシャツ(半袖/長袖/アンダーウエア)
👉パンツ
👉登山靴(ローカット/ミドルカット/インソール)
👉防寒着(フリース)
👉防寒着(ダウン)
👉アウター(マウンテンパーカー/ソフトシェル)
👉ザック(20L/30L/40L)
👉ポーチ
熊撃退スプレーはどこに売ってる?(実店舗編)

在庫状況は店舗によるので、最寄りの店舗へ電話で連絡してから行くなど工夫しましょう。
大型のホームセンターでは熊よけスプレーを取り扱っていることもあり近所に専門のショップがない人も購入できるチャンスが増えています。
しかしホームセンターは様々なものを販売しているので、使用方法などを問い合わせてもわからない場合もあります。
わからないことがある場合はアウトドアショップの専門スタッフに確認するのが安心です。
熊撃退スプレーはどこに売ってる?(オンラインショップ編)
近くに在庫のある店舗がないという人や、そもそも近くに店舗がないという人は大手のオンラインショップのサイトでも熊よけスプレーを購入できます。
楽天市場やAmazonなどの大手ECショップで販売されているものをいくつか紹介します。
Lilima BEAR 超強力 熊撃退スプレー



Lilima BEARの熊よけスプレー最大の特徴は他社スプレーと比較して1番噴射時間が長いことです。
他社のスプレーは7~10秒以内で使い切ってしまいますが、Lilima BEARのスプレーは30秒噴射できます。
しかしその分噴射距離は短めな点が注意点です。
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OUTBACK 熊撃退スプレー カウンターアソールト・ストロンガー



こちらは元祖熊よけスプレー。
噴射距離は約12m、噴射時間は約8秒間というスペックです。
ばったり遭遇してしまったという場合に備えてホルスターをザックやパンツのベルトに装着し、いつでも取り出して対処できるようにできています。
消費推奨期間は製造から4~5年です。



フロンティアーズマン 熊撃退スプレー
こちらも噴射距離は約12m、噴射時間は約8秒間という高スペックを誇る老舗の熊よけスプレー。
製造日やラベルのプリント具合などで模倣品が出回っているようなので、オンラインショップでは注意して購入下さい。
こちらはアウトドアショップモンベルでも購入できます。
熊よけスプレーを選ぶポイント



- 内容物の成分
- 飛距離
- 噴射時間
- 保管、使用年数
熊よけスプレーを選ぶ際のポイントを解説します。
1. 内容物の成分
ほとんどの製品は、唐辛子由来の辛味成分である「OC(オレオレジンカプシカム)」を使用しています。
このOCの濃度や辛さの度合いが、威力の決め手となります。
OCの辛さを表す単位に「スコヴィル値(SHU)」があります。
この数値が高いほど強力で、クマを撃退する効果も高まります。特にヒグマ対策には、320万SHUなどの高濃度の製品が推奨されています。
溶剤の性質として水性の製品と油性の製品があります。
油性: 粘着性が高く、風雨に流されにくいため、効果が長時間持続します。ヒグマなど大型のクマに適しています。
水性: 万が一自分にかかってしまった場合でも、水で洗い流しやすいため、リスクが低いのが利点です。ツキノワグマ対策に適しています。
2. 飛距離
クマとの間に十分な距離を保つため、飛距離は重要な要素です。
公称値で5m以上、できれば10m程度のものが望ましいでしょう。
製品のパッケージに記載されている飛距離は、無風状態での最大飛距離であることが多いため、風の影響などを受ける実際の環境では、公称値よりも飛距離が短くなる可能性があります。
いくつかの製品の比較サイトでは、実測値が公称値より短い傾向にあることが報告されています。
3. 噴射時間
一度で命中させられるとは限らないため、連続して噴射できる時間が長いほど、狙いを修正したり、風で成分が流されても追撃したりする余裕が生まれます。
噴射時間は約5〜10秒程度のものが一般的です。特に大型のクマ用では、7〜8秒以上噴射できる製品がおすすめです。
4. 保管、使用年数
熊よけスプレーには有効期限が設定されており、一般的に製造から2〜5年程度です。有効期限が記載されているか、購入前に確認しましょう。
有効期限を過ぎたスプレーは、内部のガス圧が低下し、噴射力が弱まったり、飛距離が短くなったりする可能性があります。
万が一の事態に備え有効期限内に新しいものに買い替えることが重要です。
特に仕事などで熊に出会うような場所に行かれる人は、万が一の時に使えないでは困りますので、耐用年数のチェックを怠らないようにしましょう。
保管場所は 直射日光を避け、高温にならない場所(車の中など)に保管することが重要です。
よくある質問



- 熊よけスプレーを護身用で対人に使ってもいいですか?
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対人使用は意図されていない危険な行為です。
法律上も正当防衛は認められず過剰防衛となり、傷害罪になってしまう可能性もあります。
対人使用した場合、相手に深刻な後遺症を負わせてしまう可能性もありますし、自分自身にも危険が及ぶ可能性があるため、絶対に避けるべきです。
- 熊よけスプレーは飛行機で持ち運びできますか?
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熊よけスプレーは飛行機に持ち込むことも、預け入れることもできません。
北海道などに持っていく場合は現地についたあと購入する、もしくは宿泊するホテルあてに商品を発送しておくなど工夫が必要です。
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