登山やハイキングにはレインウエアを持っていこうなんて、やったことがない人からしたらなんで?ってなりますよね。
でもレインウエアは昔から登山の三種の神器の一つとして有名なんです。
そのなかでもレインウエアは各アウトドアメーカー様々なものを作っていて、どれがいいか選ぶのが難しくて結局持っていない人が多いのが実状です。
しかし今後登山やハイキングを続けていくうえで、レインウエアを持っていたことで「よかった」と思うことが必ずあるはずなので難しいからといって避け続けるのは今日までにしましょう。
この記事では多くの人にレインウエアを販売してきた知識をもつ筆者が、おねだん以上の価値があるレインウエアの選び方とおすすめシリーズを紹介します。
🗻登山初心者が揃えるべきグッズリスト
👉Tシャツ(半袖/長袖/襟シャツ/アンダーウエア)
👉パンツ(トレッキングパンツ/フリースパンツ)
👉登山靴(ローカット/ミドルカット/インソール)
👉ソックス
👉防寒着(フリース)
👉防寒着(ダウン/化繊インサレーション)
👉アウター(レインウエア/マウンテンパーカー/ソフトシェル)
👉ザック(20L/30L/40L)
👉ポーチ
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登山で雨に濡れるのは「不快」だけじゃない!初心者が知っておくべきリスク

山の天気は変わりやすい。
出発前の計画時にはもちろん、1週間くらい前から天気予報を見て雨予報ではないか気になりますよね。
しかし当日現地に着いて意気揚々と歩き始めてすぐに雨が降って来た……
そのためアウトドアでは、雨が降っても着ているだけで身体が濡れない「レインウエア」が必要なのです。
濡れることで起こる低体温症の恐怖 夏山でも命に関わる理由
多くの初心者の誤解の1つが低体温症って冬の寒い時期に起こることでしょ。夏山しか行かない私には関係ないやとレインウエアを軽視していることです。
しかし本当に怖いのは夏山登山で突然の雨に降られ、あっという間にTシャツが濡れてしまったこと等で起こる低体温症です。
- 激しい寒暖差→登山口の30℃から、山頂付近の5℃(+強風)への急変に体が対応しきれない。
- 水の熱伝導の速さ→ 水は空気の約25倍の速さで体温を奪います。夏山での「雨」や「大量の汗」は体温低下の大きな要因です。
- 風速1m=体感マイナス1℃:→稜線で風に晒されると、体感温度は一気にマイナス圏へ突き落とされます。
ビニールカッパが登山に向かない理由
コンビニや100円ショップで手に入るビニールカッパ。
とりあえずこれでいいかとザックに忍ばせたくなる気持ち、よくわかります。
軽いし、安いし、何より手軽ですよね。
しかし山のプロや経験者が「ビニールカッパだけは避けて」と言うのには、命に関わる明確な理由があります。
外は防げても中はびしょ濡れのリスク
一番の理由はビニールには透湿性がないからです。
登山は想像以上にハードなスポーツで、歩いている間には常に水蒸気(汗)が放出されています。
そんな状態でビニールのカッパを着ると、外からの雨は防げますが、ウエア内で逃げ場がない水蒸気は水滴になり、結局Tシャツを濡らしてしまうのです。
これがいわゆる「蒸れ」の正体であり、休憩中に一気に体温を奪う低体温症の引き金になるのです。
風」に弄ばれる、貧弱なフィット感
街中での数分の歩行なら問題ありませんが、山の環境は過酷です。
- バタつきが体力を削る: ビニールカッパは「袋」のような形をしており、体にフィットしません。強風に煽られると大きな帆のように風を受け、歩行のバランスを崩す原因になります。
- 隙間からの浸入: 登山用にはある「袖口のベルクロ」や「裾のドローコード」がありません。強風を伴う雨では、首元や袖口から雨水が容赦なく入り込みます。
ウィンドブレーカーで代用できないのか?
近い見た目の物で、「ウィンドブレーカー」があります。
こちらも価格は数千円で購入できることから、ウィンドブレーカーを間違えて「レインウエア」と思っている方もいます。
しかしウィンドブレーカーは名のごとく風を遮断するもので、雨は遮断できません。
あるのは撥水性だけで防水性はないからです。
撥水性はスプレーなどでも簡単に仕上げられる反面、圧力が加わるとすぐに水を通してしまいます。
このためリュックなどを背負った状態で行動をするハイキングや登山では、残念ながらウィンドブレーカーはレインウエアの代わりにはなりません。
▼ウィンドブレーカーについて参考記事はこちら
無駄がないからコンパクト! マウンテンパーカーおすすめ10選 アウトドアブランド集
レインウエアを選ぶ基準
商品を選ぶうえで、デザイン以外の面にも目を向ける必要があります。
レインウエアとして使い勝手の良さをチェックするとしたら下記の5点があげられます。
防水性



雨を通さないフィルムのような生地が挟まっている商品が防水性を持ちます。表地に水圧を加え、裏側に水が染み出した時点の水圧を計測して、「耐水圧」という数値で評価されます。
レインウエアをアウトドアで使い、雨が中にしみてこないと言われる耐水圧は20,000mm以上です。
一般的な雨によってかかる水圧は500~2000mm程度と言われ、そこまで高い数値ではありません。
しかし座ったり、膝立ちしたりとウエアに圧力がかかるようなシーンでは10,000mmを超えることもあるため、高い防水性が必要なのです。
透湿性(蒸れにくさ)
湿気を透過させる性質のことを言います。1㎡の面積の生地が24時間で排出した水分量(g/㎡・24hrs)で表します。
アウトドアメーカー各社が作るレインウエアは、雨の中で歩いていても快適なウエアを目指して、透湿性の高さにこだわって開発されています。
シリーズによってばらつきがありますが10,000g/㎡・24hrs以上あると、アウトドアで活動するのに向いている商品といえましょう。
耐久性
様々な危険があるアウトドアでは、転倒するリスクや、岩に引っ掛かって破けてしまう可能性もあります。よって日常使い以上の強度、耐久性が求められます。
軽量性、コンパクト性
リスクの話をたくさんしてきましたが、常に雨に降られるわけではないので、リュックの中にしまっている時間も長くなります。
そのため、軽量でいて収納袋で小さくまとまるコンパクト性も非常に大事になります。
商品によっては、缶コーヒーくらいの大きさにまとまるものもありますので、収納サイズは選ぶうえで大切な要素です。
付加価値があるか
例えば脇の下にジッパーがあり、開くことで中にこもった蒸れや熱を外に逃がしてあげることができるウエアもあります。
またストレッチ性の有無やポケットの数や配置にもメーカーによって様々なので、ご自分が必要だと思う機能を探してみるのもよいでしょう。
登山初心者におすすめのレインウエア 6選



登山をはじめたての初心者におすすめレインウエアをアウトドアメーカーから2025年最新版で6つ紹介します。
THE NORTH FACE クライムライトジャケット/パンツ









| 素材 | 20デニールナイロン |
| 防水素材 | GORE-TEX® マイクログリッドバッカーテクノロジー |
| カラー数 | 5色 |
| 重さ | 285g Lサイズ |
| 価格 | ¥50,600/¥34,100(公式) |
THE NORTH FACE ベンチャージャケット






| 素材 | 20デニールナイロン |
| 防水素材 | HYVENT Biobased Nylon Clear D(2.5層) |
| カラー数 | 8色 |
| 重さ | 230g Lサイズ |
| 価格 | ¥18,700(公式) |
THE NORTH FACE ドットショットジャケット



| 素材 | 40/80デニールナイロン |
| 防水素材 | HYVENT Biobased Nylon Clear D(2.5層) |
| カラー数 | 5色 |
| 重さ | 315g |
| 価格 | ¥24,200(公式) |
ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット/ストレッチパンツ









| 防水性 | 耐水圧30,000mm /透湿性50,000g/㎡・24hrs |
| 防水素材 | DRYEDGE™ TYPHON |
| カラー数 | 5色 |
| 重さ | 300g |
| 価格 | ¥36,300(公式) |
モンベル ストームクルーザージャケット






| 素材 | 20デニールナイロン |
| 防水性 | 耐水圧40,000mm以上 /透湿性35,000g/㎡・24hrs |
| 防水素材 | スーパー ドライテック®3レイヤー |
| カラー数 | M’S 5色/W’S 5色 |
| 重さ | 254g |
| 価格 | ¥22,000(公式) |
ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット/パンツ









| 素材 | 15デニールナイロン |
| 防水性 | 耐水圧20,000mm/透湿性10,000g/㎡・24hrs |
| 防水素材 | エバーブレス®3L |
| カラー数 | M’S4色/W’S5色 |
| 重さ | 300g |
| 価格 | ¥38,500(公式) |
パタゴニア トレントシェル3Lジャケット/パンツ






| 素材 | 50デニールリサイクル・ナイロン |
| 防水性 | 耐水圧10,000~20,000mm |
| 防水素材 | H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー |
| カラー数 | M’S4色/W’S5色 |
| 重さ | 400g |
| 価格 | ¥27,500(公式) |
よくある質問



- GORE-TEX (ゴアテックス)ってどうなの?
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GORE-TEX はレインウエアの防水をつかさどっている防水膜です。
防水膜の性能がイコールレインウエアの性能を決める大事な素材なのです。
GORE-TEXは長年にわたり、数々の登山家や探検家、軍隊などプロフェッショナルな現場で使われてきた実績があります。
GORE-TEXを選んでおけば間違いないという信頼感が多く登山者に選ばれるひとつの理由です。
性能として防水性、透湿性、耐久性に優れた商品が多く、価格が高くても欲しいと思う人が多いのがGORE-TEXです。
- レインウエアはいつ着るべきなの?
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雨が降ってくる前に着るべきです。
雨でTシャツなどが濡れてしまうと、一気に体温が奪われてしまうためウエアが濡れないように早めにきるのがおすすめです。
また2000mを超えるような高い山で風が強く寒さを感じたら着るのもおすすめです。
レインウエアは風に対しても高い防寒性を発揮できるので、1枚着るだけで大きな差が出ます。
一方、晴れていて汗をたくさんかくような急な登り坂では、ひどい蒸れをかんじてしまうため、レインウエアを着るのはおすすめしません。
- レインウェアは防寒着代わりになりますか?
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ウインドブレーカー=レインウエア
フリースやダウン>レインウエア
レインウエアの防寒性はたくさんあるウエアのなかでは、あまり高くありません。
純粋に気温が寒い場合は、フリースやダウンなどを着るべきでしょう。
レインウエアを防寒で着るべきなのは、風が強くて体温が下がってしまうときです。
非常に高い防風性があるので、風を感じるようなシーンではレインウエアが防寒になるためです。
- 富士山登山でレインウエアは必要?
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富士山は長い間山を歩く必要があるので、いつ天候が崩れるかわかならないため必携です。
ポンチョのような手軽なものではなく、ジャケットとパンツに分かれているようなアウトドアメーカーが販売しているレインウエアを持っていきましょう。
- レインウェアは毎回洗濯したほうがいいですか?
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レインウエアは使うたびに洗うのほうが長持ちします。
洗った方がいい理由や、洗い方は下記のリンクで紹介しています。



登山初心者がまずは揃えるべきレインウエア おすすめ まとめ
普段のおしゃれ着と違ってデザインや色だけで選べない難しさがあるレインウエアでしたが、突然の雨にはしっかり備えておく必要があります。
Tシャツのように常に着ているわけではないので、購入を後回しにしがちですが、何かあった時につらい思いをしてしまう前に準備を怠らないようにしましょう。
楽しくリフレッシュしながら、健康によいハイキングを長く続けるためにレインウエアを新調してみるのはいかがでしょうか?


















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