いままでの伝統的な雨蓋式のバックパックを使い込んだあなたはロールトップタイプのザックも気になり始めていませんか?
登山用ザックでロールトップタイプを以前はウルトラライトハイカー(略してULハイカー)がよく背負っていましたが、最近は一般登山者のなかでも珍しくなくなりました。
新しい形のものは気になるけどデメリットがないか不安になりますよね。
今回は登山で使えるロールトップタイプのザックのメリット、デメリットを解説し、アウトドアメーカーで販売されているおすすめザックを紹介します。
👉Tシャツ(半袖/長袖/アンダーウエア)
👉登山靴(ローカット/ミドルカット)
👉防寒着(フリース)
👉防寒着(ダウン)
👉防寒着(マウンテンパーカー)
👉ザック
ロールトップザックのデメリット
まずは気になるデメリットからチェックしていきます。
一番上しか出し入れ口がないので、ザックの底に収納したアイテムを取り出すのが大変
荷物の取り出し口が上しかないシリーズが多いのがロールトップタイプのデメリットです。
ザックの下部に収納した服などはいったん上の物をどかさないと取り出せません。
なるべく縦向きに荷物を収納する。収納袋にカテゴリーごとに小分けにして入れるなどして工夫が必要です。
ゼログラムのYaki Backpack 30は横ジッパーが開くことで上部以外のアクセスポイントを持っているので中の荷物が取り出しやすいGOODポイント。
\横からアクセスできて便利/
シンプルな構造のため内ポケットや仕切りが少ないモデルが多い
登山を始めたばかりの初心者で多いのが、細かい荷物をどう入れるか問題。
ポケットの多いシリーズであれば小さなポケットにそれぞれまとめられますが、シンプルなザックになればなるほどポケットが少なくなります。
特にロールトップタイプのザックは中の構造がシンプルなのでポケットが少ない傾向があります。
収納袋にカテゴリーごとに小分けにして入れるなどして工夫するか、まだ収納が苦手だなという人は小分けポケットが多いシリーズか、外側に小分けポケットの多いシリーズを選びましょう。
防水性能利点だが完全防水ではないので過信はできない
防水性の確認を必ずしましょう。
生地が防水でもミシンの縫い目を防水処理していないものは長く雨に降られると荷物が濡れてしまいます。
2重構造になっているモデルはカバーなしでOKというタイプもありますが、自分の購入したモデルが防水カバーが必要かそうでないかは、出発前に確認し必要なら別で購入しましょう。
ロールトップザックのメリット
デメリット以上に魅力的なメリットがたくさん!
くるくる巻き上げる構造でザックの容量を荷物の量に応じて調整できる
登山の出発時にきれいにまとめた荷物は行動中に雨具を取り出したり、ご飯を食べてごみが出たりすると出発時のきれいな状態を維持するの難しいですよね。
ザックの中身が出発時にパンパンだとあとで入れなおすのが大変。
しかしロールトップ式のザックなら折って留める回数を減らせば、入る荷物量も増えるので万が一の時に荷物が増えても安心です。
家族へのお土産だって我慢しなくてすみますね。
開口部を巻いて閉じることで水が入らない構造。突然の雨でも荷物が濡れない
ロールトップタイプのザックは雨に強い仕様です。
開口部を巻いて閉じるので密封性が高く、突然の雨でも中の荷物が濡れる心配がありません。
チャックタイプのザックは隙間からすぐに水が入ってくるためバックパックカバーをすぐにかける必要があります。
しかしロールトップタイプであればザック本体の生地に防水性があるタイプであれば、防水カバーいらずなのもうれしいポイントになります。
ファスナーやバックルの数が少なく仕組みがシンプルなのでこわれにくい
ロールトップタイプのザックは開け口が1つなので、余計なチャックやバックルが少ないのも特徴です。
パーツが少ないとザックが軽く、踏んで割ってしまうリスクなどが減るのが利点。
開口部が広いため荷物を簡単に取り出せる
写真は25Lシリーズのロールトップタイプとチャックタイプを並べたものです。
開口部が大きく開き、自立するので中の荷物が見やすいのが一目瞭然ですね。
欲しいものがすぐ取り出せることは登山をする上では大事なポイントになるので、取り出し口が大きく開くのも選ぶうえでチェックすべき項目。
ロールトップタイプのザック おすすめ5選
主要なアウトドアメーカーからロールトップザックを厳選しました。
マムート デュカンスパイン 28-35
2020年に発売されてからロングリリースしているマムートの定番モデル。
ロールトップの開閉性のよさと背面に優れた通気性を持たせるシステムを採用することで多くの登山者から人気のシリーズとなっています。
\背中のエアスルーシステムが蒸れなくて最高/
カリマー クリーブ30
カリマーはザックブランドとして非常に優れたバックパックを世に送り続けています。
クレイブ30はULハイキングが流行しはじめた初期から発売しており、ポケットの豊富さから人気を博したモデルです。
\Amazonレビュー74件あり★4.4の高評価/
ゼログラム Yaki Backpack 30
2011年にアウトドア愛好家が始めた新進気鋭のブランド。
ザックやウエアを中心にテントなど幅広くアウトドア用品を世に送り出しています。
紹介するYAKIシリーズは印象的な美しいシンプルなデザインとタフ&ストレスフリーに使用できる機能性。
\ただのガレージブランドじゃない!?/
ゼログラム Lundy LT 25
ゼログラムYAKIシリーズの軽量ラインナップ。
印象的な美しいシンプルなデザインはそのままにrobic recycle nylon x-grid生地を使用して高耐久であり軽くなった同シリーズ。
25Lベースなので日帰りメインのハイカーはこちらがおすすめ。
モンベル アルパインパック30
最後はモンベルから1品。アルパインパックシリーズから30Lモデルの紹介。
質実剛健なつくりに生地を2重構造にすることで高い防水性を持たせたモデル。
カバーいらずの防水性を持ちショルダーと背面の優れたクッション素材が負担を和らげてくれるので、長く背負っていても安心です。
ロールトップザック アウトドアメーカー厳選5選 まとめ
もう一度おすすめザックの表でまとめます。
いままで登山を長くやってきた人ほど伝統的な雨蓋式ザックを使っていた人が多いと思います。
今回ロールトップ式のザックに興味を持ちここまでご覧いただいた人は欲しい気持ちがあふれているはずですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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