【伊豆 天城】踊り子歩道の滑沢渓谷で涼みハイキング 

美しい川

踊子歩道は中伊豆地域の浄蓮の滝を起点として、東伊豆地域の河津町湯ヶ野地区を終点とする、全長およそ19㎞、所要時間7時間弱のコースです。

川端康成の名作「伊豆の踊子」の舞台となったことからこの名がつけられました。

その中から今回は「道の駅 天城越え」から太郎杉目指して、涼しい滑沢渓谷を歩きます。

写真はすべて筆者撮影。リンクフリーですが、リンク元明記お願いします。

道の駅 天城越え アクセス

所在地〒410-3206
静岡県伊豆市湯ヶ島892-6 
駐車場無料
アクセス【公共交通機関】
修善寺駅より河津行き東海バス40分「昭和の森会館」下車
【車】
東名高速沼津ICより車で60分
東名沼津IC・新東名長泉沼津ICより直結の伊豆縦貫道(東駿河湾環状道路)~伊豆中央道(有料)~修善寺道路(有料)
終点 天城北道路・月ヶ瀬ICを左折~河津方面へ

滑沢渓谷 ハイキングルート

  • 距離:4.3km
  • 登り:120m
  • 総時間:往復2時間程度(休憩含む)

ヤマレコの指標でもかなりゆっくりペースで歩いているので、普通の方はもっと早く往復できるでしょう。いつもかなり早いペースで歩いている中、今回ゆっくりになった理由は後程お話します。

滑沢渓谷 コース詳細

標高447mの道の駅「天城越え」で車を停めてスタート。

ハイキングで使わせていただくので、道の駅施設からは一番遠い場所に停めさせていただく。

踊り子歩道の標識もしっかりあるので、迷う心配はないですね。

最初は庭園風景の中、歩いて行きます。日中の気温が35℃を超えていた8月に訪れましたが、木陰が続き、歩いていてもそこまで暑くありません。

上の写真実は真ん中に、ピンボケした蝉の抜け殻が浮いてます。気づきました?

これは苔の美しい階段。

デジタルに侵された生活の中、目に優しい緑に癒されます。

風情ありすぎます…

川端康成はここをどう表現しているのでしょう…

さらに進んでいくと、滑沢渓谷の看板が出てきます。

谷下ではゴウゴウと、水量の多い本谷川が流れている音が聞こえます。

太郎杉はこちらのようです。

この写真を行く前に見た気がします。

さてこのあたりからさらに支流に入り、より川を身近に感じます。

水が綺麗すぎて…飲める気がする…

わさびが飲めるということは私も…(やめとけ)

途中わさび田に出会います。この美しい水を飲んで育っているから、伊豆のわさびはおいしいんですね。

わさびは抗がん作用もあると聞きますし、なにより新鮮な本わさびはほんと、うんまい。

リスペクトをもって、自然はきれいに楽しみましょう。

さらに進むと、橋が見えてきます。

映画「わが母の記」のロケで使われた橋のようです。(帰ってきた後知りました)

様々な小滝を超えて、行きます。

そろそろお気づきの方がいらっしゃると思いますが、
さっきから川からの画角の写真多くね…と。

はい、我々、川の中を歩いておりました。

こう暑い夏では、登山もただただ苦行になりますが、沢歩きなら別です。

特別川の中でも滑りにくい「沢靴」なるものを装備して、快適な川歩きをさせていただきました。

なんやかんやと登っていき、終着点の太郎杉とご対面。

手前に策があって、観光地程、近くで生命力を感じれないのが残念でしたが、樹齢450年とのことで見上げる程大きい。

「ととろが上で叫んでるやつ」

と感想がポロリ。

ここを終着点として、あとは折り返し下っていく、シンプルなハイキングコースでした。

立ち寄りどころ

もちろん道の駅でお土産や、お食事をしていただくのがいいとは思いますが、どうしてもご紹介したい蕎麦屋さん。

独鈷そば 大戸(食べログのリンク)

連日並んでいる方が多い、修善寺のお蕎麦屋さんです。

ざるか、かけそばの2種類からお選びいただく、ランチ。

小鉢が2つにとろろ付きで¥1,280。

あ、ざるには本わさび1本付くという、わさび好きにはたまらないお店なんです。

駐車場も4台あり、天城から20分くらい下道で走ればつきますので、修善寺まで足を延ばせる方は是非。

まとめとつぶやき

伊豆の観光情報としてはあまり出てこない、ニッチなコースですが、夏の避暑ハイキングとして、また紅葉ハイクにも初心者でも歩きやすい滑沢渓谷でした。

澄んだ川を歩く感覚は、非日常。

自然と触れ合う人生で良かったな、と最後に締めくくります。

コメント