本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。
登山やハイキングをするうえで、必須なウエアの1つとして「レインウエア」があります。
普通のウエアより価格が高く、レインウエアの中でも価格がピンからキリまであって、初心者の方が自分で選ぶには難易度が高いなと感じるかもしれません。
それでも今後登山やハイキングを続けていくうえで、持っていたことで「よかった」と思うことが必ずあるはずです。
ただのマウンテンパーカーと侮らず、自分の身を守るウエアとして選んでみましょう。
登山用品店で働き、多くの人にレインウエアを販売してきた知識をもとに、おねだん以上の性能があることを伝えられればと思います。
アウトドアでレインウエアが必要な理由
ハイキングやキャンプ、登山など野外で活動をする時には、天候を気にする必要があります。
出発前の計画時にはもちろん、1週間くらい前から天気予報を見て雨予報ではないかチェックする人が多いと思います。
当日だって現地に着いて登山道を歩き始めてから、もしくはキャンプの準備を始めていたら天気が急に変わることは残念ながらよくあります。
その時にキャンプでは傘でも代用はできますが、両手が使えないのは不便だったり、ハイキングでは傘を持っていると木に引っ掛かったり、急な下り坂などで転倒した時には手が付けず大変危険です。
そのためアウトドアでは、雨が降っても身体が濡れない「レインウエア」が必要なのです。
手ごろに手に入るビニールカッパがいけない理由
コンビニや量販店で販売している、ビニールでできたカッパも安価で手に入りやすいですよね。
数百円から数千円で雨がしのげるならこれでもいいのでは?
しかしビニールカッパではいけない明確な理由が一つあります。
それは蒸れるカッパはアウトドアでは適さないということです。
ハイキングや登山は、広義でいうところスポーツです。
歩いている間は常に身体から汗という形で水分が放出されます。その水蒸気をウエア内から外に逃がすことができないと、外からの雨はしのげても中のTシャツなどは濡れてしまうのです。
また安価なレインウエアは街での着用を想定しており、フィット感が非常によくありません。
風の強い環境下で着たり、襟や袖が絞れないと隙間から水が入ってきてしまうため、着ているウエアが濡れてしまうリスクが高まります。
ウィンドブレーカーで代用できないのか?
近い見た目の物で、「ウィンドブレーカー」があります。
こちらも価格は数千円で購入できることから、ウィンドブレーカーを間違えて「レインウエア」と思っている方もいます。
しかしウィンドブレーカーは名のごとく風を遮断するもので、雨は遮断できません。
あるのは撥水性だけで防水性はないからです。
撥水性はスプレーなどでも簡単に仕上げられる反面、圧力が加わるとすぐに水を通してしまいます。
このためリュックなどを背負った状態で行動をするハイキングや登山では、すぐに中が濡れてしまうため、残念ながらウィンドブレーカーはレインウエアの代わりにはなりません。
▼ウィンドブレーカーについて参考記事はこちら
無駄がないからコンパクト! マウンテンパーカーおすすめ10選 アウトドアブランド集
レインウエアを選ぶ基準
商品を選ぶうえで、デザイン以外の面にも目を向ける必要があります。
レインウエアとして使い勝手の良さをチェックするとしたら、以下の5つを見てみましょう。
防水性
雨を通さないフィルムのような生地が挟まっている商品が防水性を持ちます。表地に水圧を加え、裏側に水が染み出した時点の水圧を計測して、「耐水圧」という数値で評価されます。
アウトドアで必要と言わせているのは20,000mm以上のウエアです。
一般的な雨によってかかる水圧は500~2000mm程度と言われ、そこまで高い数値ではありません。
しかし座ったり、膝立ちしたりとウエアに圧力がかかるようなシーンでは10,000mmを超えることもあるため、高い防水性が必要なのです。
透湿性(蒸れにくさ)
湿気を透過させる性質のことを言います。1㎡の面積の生地が24時間で排出した水分量(g/㎡・24hrs)で表します。
アウトドアメーカー各社が作るレインウエアは、透湿性の高さにこだわって、快適なウエアとして販売しているのです。
シリーズによってばらつきがありますが、10,000g/㎡・24hrs以上あると、アウトドアで活動するのに向いている商品といえましょう。
耐久性
様々な危険があるアウトドアでは、転倒するリスクや、岩に引っ掛かって破けてしまう可能性もあります。よって日常使い以上の強度、耐久性が求められます。
軽量性、コンパクト性
リスクの話をたくさんしてきましたが、常に雨に降られるわけではないので、リュックの中にしまっている時間も長くなります。
そのため、軽量でいて収納袋で小さくまとまるコンパクト性も非常に大事になります。
商品によっては、缶コーヒーくらいの大きさにまとまるものもありますので、収納サイズを確認してみましょう。
付加価値があるか
例えば脇の下にジッパーがあり、開くことで中にこもった蒸れや熱を外に逃がしてあげることができるウエアもあります。
またストレッチ性の有無やポケットの数や配置にもメーカーによって様々なので、ご自分が必要だと思う機能を探してみるのもよいでしょう。
おすすめレインウエア
THE NORTH FACE クライムライトジャケット/パンツ
素材 | 20デニールナイロン |
防水素材 | GORE-TEX® マイクログリッドバッカーテクノロジー |
カラー数 | 5色 |
重さ | 310g Lサイズ |
価格 | ¥39,600(公式) |
THE NORTH FACE ベンチャージャケット
素材 | 20デニールナイロン |
防水素材 | HYVENT Biobased Nylon Clear D(2.5層) |
カラー数 | 10色 |
重さ | 235g Lサイズ |
価格 | ¥18,700(公式) |
ミレー ティフォン50000 ストレッチジャケット/ストレッチパンツ
防水性 | 耐水圧20,000mm /透湿性50,000g/㎡・24hrs |
防水素材 | DRYEDGE™ TYPHON 50000 |
カラー数 | 5色 |
重さ | 304g |
価格 | ¥35,200(公式) |
mont-bell スーパードライテック レインジャケット M’S/W’S
2024年春夏新発日本のアウトドアブランドからご紹介
素材 | 20デニールナイロン |
防水性 | 耐水圧20,000mm以上 /透湿性35,000g/㎡・24hrs |
防水素材 | スーパー ドライテック®3レイヤー |
カラー数 | M’S4色/W’S3色 |
重さ | 241g |
価格 | ¥22,550(公式) |
ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット/パンツ
素材 | 15デニールナイロン |
防水性 | 耐水圧20,000mm/透湿性10,000g/㎡・24hrs |
防水素材 | エバーブレス®3L |
カラー数 | M’S4色/W’S5色 |
重さ | 295g |
価格 | ¥29,040(公式) |
パタゴニア トレントシェル3Lジャケット/パンツ
素材 | 50デニールリサイクル・ナイロン |
防水性 | 耐水圧10,000~20,000mm |
防水素材 | H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー |
カラー数 | M’S4色/W’S5色 |
重さ | 400g |
価格 | ¥27,500(公式) |
登山初心者がまずは揃えるべきレインウエア おすすめ まとめ
普段のおしゃれ着と違ってデザインや色だけで選べない難しさがあるレインウエアでしたが、突然の雨にはしっかり備えておく必要があります。
Tシャツのように常に着ているわけではないので、購入を後回しにしがちですが、何かあった時につらい思いをしてしまう前に準備を怠らないようにしましょう。
楽しくリフレッシュしながら、健康によいハイキングを長く続けるためにレインウエアを新調してみるのはいかがでしょうか?
コメント